脳動脈瘤治療

脳動脈瘤治療とは

脳動脈瘤血管内治療とは、右足の付け根(鼠徑部)より約2mm前後のガイディングカテーテルを挿入し、X線透視下にて治療します。従来は外科的治療であるクリッピング手術が行われてきましたが、国内で1990年代より血管内治療法が開始されました。この治療法は、X線透視下にてマイクロカテーテルを介してプラチナ製コイルを挿入し、脳動脈瘤内に留置(充填)して脳動脈瘤破裂を防ぎます。使用するプラチナ製コイルは、電気通電することでステンレスワイヤーより離脱可能で、形状や柔軟性の異なる様々なプ製品が各社より販売されています。しかし、脳動脈瘤は様々な形状をしており、プラチナ製コイルを挿入すると安定せず親血管に逸脱する可能性の高い症例では、金属メッシュのステントを親血管内に留置してコイルの逸脱を防ぐコイル併用治療が、国内で2010年より開始されました。この治療法により、今までは治療困難であった症例などにも対応できる様になりました。現在、国内では約12,000例の脳動脈瘤血管内治療が行われていますが、約20%の2,400例でコイル併用症例と推測しています。

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